sound card 対決
 

2002年6月17日 月曜日
YAMAHA 744chip搭載 (1980円)
SoundBlaster Live (7000円くらい)
M-AUDIO Delta DiO 2496 (29800円)
Intel(DP400オンボード)

マザーボード IWILL DP400 OJI Special SuperRacing
PCI1 M-AUDIO
PCI2 YAMAHA 744、SoundBlaster Live
PCI5 VGA

アンプ 自作 純A級完全対称回路 PureDCアンプ、出力トランジスター 2SA627,2SD188
スピーカー  三菱電機(DIATONE)製 P-610FB(復刻版) 位相反転バスレフ型(メーカー推奨箱)
注意) PCのサウンドカードは 方電源のため DCアンプとの接続には注意が必要です。必ずPCの電源を先にアンプは後から投入した方が良いです。逆の場合 PC電源投入時 ACアンプのコンデンサーのチャージ ディスチャージ(フルまで入力がスイング)し 保護回路が作動もしくは スピーカーを破壊する場合があります。
始めに
昔散々楽しんだアナログ機器のピュアオーディオ・・・・
定番の DENON DPシリーズ、に始まり 全て長い年月をかけてコツコツ自作。今でも使っています。30年近く前に作った バックロードホーンスピーカー。
そして CDが登場し 往年の名器 MCカートリッジ DL103が不要になってしまい 少しずつオーディオから遠ざかってしまった・・・
なんというか いわゆるデジタルサウンドの加工音にどうも 慣れなかったんですよね。おじさんかな(爆)
加工の少ない(アナログ 生→メディア。デジタルは デジタル→メディア)アナログを求めて最終的には 生録音 ダイレクトカッティング、PCMマスターのコンサート(これはデジタルレコーディングですが 凄く生々しかった)

そんな中 CDでもナチュラルなサウンドになるダイヤトーン P-610FBを自作・・・
でも 何か違うんだな アナログとは何かが違う。
アンプも イヤになるほど自作しました。時代が FETに移る中 モクモクと トランジスターにこだわって 
NEC 2SA627/2SD188 にもこだわりました。 純A級にもこだわったし 音質劣化の元になる コンデンサーをとことん排除、トランスにもこだわりました。挙げ句の果てには 専用電源を引いて・・・(笑)

というわけですが PCでのデジタルサウンドはさすがに あきらめていました。あまりにも酷い音だったから・・・

今回Dualマシン等で 音源カードが使えない? 等あったので そんなこと無いだろうと いろいろカードを装着・・動作チェックのつもりが 知らない間に音質チェックへと発展(爆)
今回の視聴になりました。
上面 フロント カード名
YAMAHA 744搭載 安価な割に定評があるヤマハ744チップ搭載
ヤマハにこだわる方も多いです。
SoundBlasterLiveバルク サウンドカードの定番?
何でも有りの SB Liveですが このカードにはSPDIF出力はありません。
M-AUDIO
Delta DiO 2496
音が良いと大評判のM-AUDIO
価格は約5倍から10倍も高価
アナログ入力は無し(汗)
Windows標準のボリュームコントロールは使用できません。


ダイヤトーン P-610 Fujitsu PCスピーカー
By ALTEC
DP400 PCIカード2枚、オンボード1ヶ 計3ヶの音源が動いています(笑)
ちなみに 33MPCIスロットが足りず 4個同時インストールは試みておりません。(爆)
低音 中音 高音
DP400
Intel
ふくよかで自然 ナチュラル ちょっと引っ込み気味 フラットな感じ
うるさくなく良い感じでまとまっているが、今っぽいサウンドではない。(綺麗に上がフィルターでカットされている感じがする。一枚ベールがかぶっている感じとでも言えば解りやすい)
YAMAHA
744
痩せているがダンピングが効いた音
ピュアオーディオ機器だと下まで出ていない感じがする
Intelより押し出しの効いた音(メタリック) 若干うるさい。ピュアオーディオ機器でなければ ○。非常に元気がいい。悪く言うと 歪みっぽい
SoundBlaster Live ふくよかで自然、intelに似ている音であるが ダンピングが効いている。 ナチュラル
いわゆるアナログっぽい感じ。
若干押し出しは弱い
フラットな感じで 有るが ベールがかぶっている感じはしない。協調されてはいないが きちんと上まで出ているという感じ。
パーカーションと シンセの音の分離も ○
M-AUDIO
Delta DiO 2496
ふくよかで しっかり低音まで出ている感じがするが きちんとダンピングが効いた音 ナチュラル、きちんとボーカルが浮き出る
音を小さくしても音声が非常にクリアー
輝きのある高音です。いわゆるキンキラのサウンドではなく クリアーという感じです。
バックのパーカーションと シンセの音がきちんと分離されている。これも ○
総評

総評ですが
簡単に説明すると 思ったより良い音しますね。ビックリ。
M−AUDIOは凄いです。次元がちょっと違います。
1000円台で買えるヤマハ744チップも良い線行っていますね。ただし ピュアと言うわけには行かず 加工音っぽさはぬぐえません。オンボード音源は それなり・・・悪いという意味ではなく オーディオとしては 面白味のない 音に仕上げられています。どんな機器を接続しても問題なく鳴る と言う感じです。
 昔から音源カードの定番と言われている soundblasterですが これは 結構良い感じです。
私は ナチュラルさ と安さ でこれを使っていました。
古い レコードのCD化にも利用していますが レコードの音がきちんと入ります。特にダイレクトカッティングのレコードからの録音では非常に良い感じで録音できました。数千円で購入できることを考えると安いと思います。
ただし オーディオ機器に接続する場合は良いのですが パソコン用のスピーカーだと若干曇った音に聞こえます。
今回は M−AUDIOは間違いなくお勧めですね。 30000円近い価格が高いか安いかは 使う人の気持ち次第でしょう。
一言言えることは 今までのサウンドカードからは 次元が違うと言う感じで オーディオカードと呼べると思います。

以前から思っていたのですが PC用のサウンドカードって パーツが良くないですね。 コンデンサー1個でも音が変わるのに あれではまともな音はしない と言う感じがしていました。
今回路を追いかけています。アナログアンプ部のパーツを交換すればきっと もっと良い音になると推測しています。
あと PC用のスピーカーでクリアーでも オーディオ機器に接続するとダメなんているケースもあり難しいです。
今回は 独断と偏見 一般には持っていないオーディオ機器に接続していますので 感じ方は違う人が多いかもしれません。でも 昔ピュアオーディオに振れた人たちは 懐かしい音がしてくると思いますよ。

といわけですが ここは 買ったままでは我慢できない私(爆)
現在改造パーツを仕入れております。OJI Special audio card 出現か! 
「安物カードで高級オーディオカード M-AUDIOを抜く」 なんて考えていますが どうなる事やら・・・・